アウトソーシングから期間工に応募したらPEOを勧められた時の原因と対策
ツイート最近ネットで期間工について情報収集していると、
「アウトソーシングから期間工に行こうとしたらPEOを勧められた」
「アウトソーシングは選考会参加費(不合格でも支給)があるから、事前に人数を絞ってる」
というような話をちょくちょく目にします。
「アウトソーシングは別のメーカーを紹介されるから行くだけ無駄」
とまで行っている人もいるくらいです。
アウトソーシングが運営する「期間工.jp」をオススメしている当サイトの管理人としては、かなり気になる話題でしたので、解決策や対策について書いてみました。
「アウトソーシングは止めとこうかな…」というあなた、ちょっとその前にこの記事を読んでみてください。
なぜ他のメーカーやPEO求人を勧めてくるのか?
主な理由4つ
そもそもなんで他のメーカーやPEO求人を勧めてくるのでしょうか。
マツダに応募するって言ってるんだから、マツダに応募させろや。と思いますよね?
メーカーごと、PEO求人ごとにノルマがある
空求人(そもそも募集していない)
隠れ設定がある(年齢制限や職歴、学歴、性別での制限)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1番大きいのが選考会参加費の存在
上記はマツダの求人広告の一部ですが、「選考会参加費10万円」と書いてますね。
この選考会参加費はマツダの選考会(つまりは面接)に参加した人全員に支給されます。
合格・不合格は関係ありません。
ということは、明らかに落ちそうな人は事前に断るしかないです。
じゃないと、70歳を超えたおじいちゃんとか18歳未満の高校生とか、絶対100%落ちる人が応募してきて「落ちたけど10万円もらえた。ラッキー」みたいなことになってしまいます。
70歳超えや18歳未満は極端にしても、転職が多いとか未経験で35歳以上とか、何かしらの基準で断るようにしているはずです。
その断る基準に当てはまっている人や当落のボーダーライン上の人は、別の求人を勧められるということだと思います。(もちろん、その時の募集状況にもよるでしょうが)
メーカーごと、PEO求人ごとにノルマがある
ノルマは確実にあります。
何故かというと、実際に言われたことがあるからです。
「T社に行ってくれない?すぐ辞めてもいいから。一週間働けば祝い金で○万円もらえるよ。」みたいなことを派遣会社に言われました。(バラしていいんだろうか)
例えば、トヨタだったら「いついつまでに何人を集めてください」みたいに派遣会社に依頼をしていて、その人数を期間内に集める必要があります。
トヨタが10人募集、マツダが20人募集、スバルが20人募集、PEOの三菱が30人募集、PEOの日産が20人募集みたいな感じです。
もしトヨタ、マツダ、スバルが人気で応募が殺到したとしても、定員以上は合格しません。
そういった時に、「(どうせ落ちますから)PEOに行きませんか?」というように誘導していると思われます。
まんべんなく人が行くように調整しているということですね。
空求人はあるのか?
空求人(からきゅうじん)は「釣り求人」とも言われますが、存在しない高待遇の求人情報を出して、それに釣られて応募してきた人に、別のあまり条件の良くない求人を紹介するという手法に使われます。
個人的に、大手の派遣会社で空求人を出している会社はないと考えていますが、時期的に空求人っぽくなることは考えられます。
最近だとパジェロ製造が2018年9月からの2交替スタートに合わせて、入社祝い金を一気に60万円まで増額したあと、人数が集まったら50万円くらいまで下げました。
そして、採用自体も絞っているようです。
その採用を絞ったタイミングで応募した人にとっては、パジェロ製造は空求人っぽくなっていると思います。
「今採用絞ってるんで厳しいですよ。別の求人に応募しませんか?」
みたいな感じです。
経緯を知らない人からしたら、「じゃあ、パジェロ製造募集すんなや。空求人や!」となってもおかしくありません。
隠れ設定について(年齢制限や職歴、学歴、性別での制限)
男女雇用機会均等法あたりからだったでしょうか、女性を募集していなくても「男性のみ採用」みたいに求人広告に断定して書くのはダメになりました。
「男性活躍中!」みたいに濁すやつですね。
年齢制限はハローワークの求人とかだと書いてあるんであってもよさそうですが、期間工の求人だと書いていません。
「30代、40代が活躍中!」みたいに濁しています。
この性別や年齢、職歴、学歴、資格の有無などの隠れ設定に引っかかった人に、別の求人を紹介するということはあると思います。
40歳超えて工場未経験の人が、ダイハツ九州に応募しても受かりません。(ダイハツ九州(中津工場)の期間工は30歳以下が条件)
「ダイハツは30歳以下じゃないと受かりません。こっちのPEOなら確実に合格ですよ。」
みたいな感じです。
年齢、経験などのスペックは自分でどうしようもない部分もあるので、ある程度諦めも必要です。
希望とは別の求人を紹介されることへの対策
複数の派遣会社に登録する
PEOなど応募したのとは違う求人を紹介される原因と対策について見てきましたが、ここで対策をまとめておきたいと思います。
当サイトでは「入社祝い金の金額の高さ」と「入社祝い金がもらえる早さ(入社から2週間以内)」からアウトソーシング経由で期間工に応募するのをオススメしています。
ただ、今まで見てきたような理由によって、違う求人を紹介される可能性がないわけではないです。
その場合は、別の派遣会社を経由して希望のメーカーに応募できないか探ってみましょう。
例えば、マツダが希望なら、大体どこから応募しても入社祝い金35万円です。
アウトソーシングがダメだったら、日研トータルソーシング、日総工産、Man toManとか別の派遣会社から応募できないか聞いてみるのがいいでしょう。
例えば、トヨタ自動車ならアウトソーシングと日総工産、Man to Manが入社祝い金30万円です。
日研トータルソーシングが35万円になります。
選考会参加費7万円で入社から2週間以内にプラス28万円がもらえるアウトソーシングでまずは応募を検討して、ダメなら選考会参加費10万円の日総工産(支給は初回給与)、次にMan to Man、さらにダメなら日研トータルソーシングみたいにズラしていけばいいです。
また、トヨタ自動車は派遣会社を通さずに、直接応募することもできますが、その場合は入社祝い金が10万円になってしまうので、最終手段と考えておくのがいいです。
これはトヨタ自動車に限らずですね。
派遣会社を通さずに、直接応募すると入社祝い金がかなり減額されるので、どうしてもという場合の最終手段です。
派遣会社についてはコチラの記事でも書いているので、参考にしてみてください。→【2019】期間工・工場系の派遣会社の特徴まとめ
色んな派遣会社の求人を一度に見れる【工場ワークス】が便利だと思います。
第2、第3候補くらいまで決めておく
普通に探していても、どのメーカーに応募するかは迷うと思うので、自然と第2、第3候補くらいは出てくる気がしますが、第1候補しか決めてない人も第3くらいまで候補とするメーカーを考えておきましょう。
今のパジェロ製造みたいに、採用人数自体を絞っている場合は、派遣会社を変えたところで採用される確率は低いので、その場合に第2候補や第3候補に応募できないか聞けるようにしておきましょう。
「パジェロ製造ですか?今厳しいんですよ〜。PEOっていうのがあるんですけど…。」
みたいに言われた時に、
「ちょっと待ってください。じゃあトヨタ自動車とかマツダはどうですか?」
みたいに返せるようにしておくのがオススメです。
素直に紹介された工場に行く
管理人がこのタイプなんですよね。
いすゞ自動車に行こうとしたら、
「いやー。ダメでした。似たようなところでトヨタ車体があるんですけど、どうですか?」
と言われて、そのままトヨタ車体に行くことになりました。
流されやすい人間なんですよ。
まあ結果ちょうど忙しくて、稼げたんで良かったといえば良かったんですけど。
流されて決めるのはあまりオススメしませんが、一旦持ち帰って、詳しい待遇を募集要項やネットなどで確認してみて、その上で、行っても良さそうなら行ってしまってもいいと思います。
ただ、基本的にはめんどくさがらずに、他の派遣会社にも登録して、いろいろ詳しく調べてみるのがオススメです。
まとめ
ちなみに、管理人がいすゞ自動車に行こうとしてトヨタ車体を勧められたのは日総工産です。
日研トータルソーシングから期間工に行こうとして、気づいたら派遣社員として働いていたこともありました。(派遣でも、期間工なみに稼げる工場だったんですけど)
その当時は30代前半で、派遣やバイトを転々としてきた職歴でした。
スペックがあまり良くないと、アウトソーシングに限らず、希望の求人を紹介してもらえないという確率は高くなると思います。
そういったときは、今回紹介したような方法で、少しでも自分の希望に合った求人を探すようにしてください。
オススメの期間工はコチラ→【2019】おすすめ期間工ランキング
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