プログラム

MAIZURU RB 海と川のプロジェクト

美術家・小山田徹×社会学者・山田創平 式
MAIZURU RB アート・キャンプ第二弾

由良川〜加古川をめぐるキャンプ・ツアー

まいづるRBでは、7月17〜18日の二日間、舞鶴に河口をもつ由良川と瀬戸内海に注ぐ加古川をめぐる、一泊二日のキャンプ・ツアーを行います。
本州を横断するように流れる、由良川(ゆらがわ)と加古川(かこがわ)。この二つの川は、本州一低い分水界によってその上流が結ばれています。そのため、古代から多くの生命がこの川を通じて日本海と瀬戸内海を行き来し、私たち人間もまた二つの川を通じた交流・交易を行ってきました。
江戸から明治にかけて、北海道や東北・北陸地方を結び日本海を行き交った北前船(きたまえぶね)の海運では、物資が由良川を通ってその上流まで運ばれ、16世紀から盛んに行われてきた加古川の水運では、浅瀬にも強い手漕ぎの高瀬舟によって、瀬戸内の河口から加古川の上流まで物資が運ばれていました。
大好評だった昨年の舞鶴・神崎海岸周辺で行った子ども向けアート・キャンプに続き、小山田徹と社会学者・山田創平を進行役に迎え、この二つの川とその間にある中央分水界をまわります。
キャンプ・ツアーの二日間、この地域の歴史や風土・自然や文化を楽しみながら、川や海の流れに沿って地域や人々の生活を見直すことで、かつてあった過去を想像し、同時に、いまの私たちの生活を振り返り、これからの未来のことを考えます。


美術家・小山田徹 式 アート・キャンプとは?
キャンプ体験を通じて、日常にあふれるものや景色を「アート的」な視点で見つめ直します。いつものことがいつもより少し楽しいものになるように、小山田流の魔法を伝授します。当たり前のことを、多様な価値観で見つめ直すことで、新しい社会の扉が見つかることでしょう。

日時 2011年7月17日(日)9:30 〜 翌18日(祝・月)18:00 〈一泊二日〉
集合場所 JR西舞鶴駅(9:30集合・時間厳守)または、
     北近畿タンゴ鉄道[KTR] 丹後神崎駅(10:00集合・時間厳守)(京都府舞鶴市)
      ※ チラシには、集合場所にKTR丹後神崎駅のみを記載しておりますが、
        JR西舞鶴駅またはKTR丹後神崎駅のいずれかをお選びいただけます。

解散場所 JR加古川駅(15:30頃 解散予定)または、
     JR西舞鶴駅(18:00頃 解散予定)
コンセプト・講師 小山田徹(現代美術家)、山田創平(社会学者)
料金 大人 7,500円/中学生以下 4,000円
   ※ 初目夕食および二日目の朝食と昼食の代金、宿泊料、ツアー中の交通費、保険料を含みます。
   ※ 集合場所/解散場所に関わらず、参加料金は同一料金とさせていただきます。
   ※ ご自宅から集合場所/解散場所までの交通費は各自でご負担ください。
   ※ 参加費は当日集合場所にて集金します。お釣銭のないようご用意ください。
参加対象者  小学校5年生以上
   ※ 中学生以下は、大人同伴、または親の承諾書をご提出ください。
定員 20名(先着順)
チラシ (PDFダウンロード)

申し込み方法
「(1)氏名、(2)住所、(3)電話番号、(4)メールアドレス、(5)年齢、(6)性別、(7)希望の解散場所」を明記いただくか、申込用紙をダウンロード(PDF用またはエクセル用|どちらも同一内容)いただき、必要事項を記載の上、下記〈申し込み先〉まで、郵送、ファックスまたはメールにてお申し込みください。
定員になり次第、締め切ります。お申し込みを受け次第、折り返し主催者より連絡させていただきます。
   ・申し込み用紙をダウンロード:PDF用
   ・申し込み用紙をダウンロード:エクセル用

お申し込み・お問合せ
   まいづるRB事務局
   〒625-0080 京都府舞鶴市字北吸1039-2 舞鶴市政記念館内
   TEL 0773-66-1096 FAX 0773-64-6364
   MAIL office@maizuru-rb.jp
   (月曜休館/10:00〜17:00受付)


スケジュール・内容
7月17日(日)
 09:30 参加者集合(集合場所:JR西舞鶴駅)
 10:00 参加者集合(集合場所:KTR丹後神崎駅)
     神崎海岸/由良川河口を歩く
 11:30 元伊勢神社を見学
     昼食
 14:00 小山田さんおススメ・スポット(神社・お寺など)を見学
 15:30 本州一低い中央分水界のある地点、水分れ公園・水分れ資料館を見学
 16:30 キャンプ場「悠遊の森」到着
 17:00 小山田式「林の採集ワークショップ」
 18:00 夕食づくり→食事→片付け
 20:00 ゆっくりとしたお話会〜就寝

7月18日(月祝)
 07:00 起床
 07:30 朝食(キャンプ場内のレストランで朝食)
 09:00 出発
 10:00 日本へそ公園
     昼食
     日本の標準時・子午線(東経135度・北緯35度の交差点)や
     岡之山美術館、にしわき経緯度地球科学館などを自由見学
 12:28 日本へそ公園駅発(JR加古川線の列車に乗ります)
 13:33 加古川駅着
 14:00 生石神社を見学
 15:00 加古川河口(高砂海浜公園)を歩く
 15:30 JR加古川駅 解散
 18:00 JR西舞鶴駅 解散


見学場所の説明
北近畿丹後鉄道「丹後神崎」駅:二日間のキャンプのスタート地点。由良川の河口がある舞鶴市神崎地区をまわりながら、バスで河口のある神崎海岸まで移動!
神崎海岸:河口には海水浴場があります。この地域では海水からの塩づくりが盛ん。大正時代に建設された由良川橋梁も味わい深い!
元伊勢・皇大神社:伊勢神社が現在の三重県伊勢市に鎮座する前、一時的にこの地に祀られたという由緒ある神社(注:諸説あり)。ここにも内宮と外宮があり、天岩戸神社もあります。古代からの自然物信仰の痕跡がいまも見てとれる神社です。
由良川沿いにある小山田さんおススメの場所へ。どこへ行くかは当日までのお楽しみ!(ヒント:由良川沿いには、水や海にまつわる神社やお寺が複数あります)
水分れ公園・水分れ資料館:本州一低い中央分水界(※)のある地域。由良川と加古川はその上流でつながってはいないものの、この「水分れ」と呼ばれるほぼ平地に近い扇状地を分水嶺として分けることから、古くから陸送により川と川の間を比較的簡単に移動できたと言われています。ここを通じて、多くの生命体や物が日本海と瀬戸内海を結ぶ近道として交流・交易を行ってきたことが分かります。
※中央分水界(中央分水嶺):日本の水系を太平洋側と日本海側に分ける境界線のこと。山の稜線のどこに水が流れ込むか、雨が降るかによって、その水は日本海と太平洋に分かれて流れる。
キャンプ場「悠遊の森」:宿泊場所。ロッジ型のテントに泊まります。キャンプ場では、小山田さんの「採集ワークショップ(キャンプ場のまわりの林を散策しながら、林に落ちているものを拾い集めます。みんなで拾ったものを見比べると、林のもつ特徴が見えてきます)」と、夕食(カレーライス)づくりを行います。夜は就寝までみんなでゆっくりおしゃべりタイム。
日本へそ公園:日本の標準時を定める子午線(東経135度・北緯35度の交差点)のある場所を見学!その後は、この地に生まれたアーティスト・横尾忠則さんの作品が展示されている「岡之山美術館」や地球や宇宙のことがわかる「にしわき経緯度地球科学館」(昼間の天体観測会もあるらしい!)などを自由見学!
JR日本へそ公園駅:ここからJR加古川線に乗って、加古川沿いをいく電車の旅!
JR加古川駅:ここで再びバスに乗ります。
生石(おうしこ)神社;加古川下流付近の宝殿(ほうでん)にある生石神社は、巨大な石がご神体。ここにも古くからの自然物信仰の神社があります。
高砂海浜公園:ツアーの最後に加古川の河口・瀬戸内海を眺めます。この地域はいまでは多くの工場が建ち並びます。二日間の旅を振り返り、かつて往来していた川や海の文化を想像しよう!


持ち物・服装
・動きやすい服装、靴にてご参加ください。
・ 一日目(7月17日)の昼食をご持参ください。
 (一日目の夕食、二日目の朝食・昼食は参加代金に含まれます)
・ タオル、寝間着、洗面用具、雨具等は各自でご用意ください。

宿泊について
・ 宿泊先は「丹波悠遊の森(兵庫県丹波市柏原町大新屋1153-2)内のロッジ型テントになります。他の参加者との相部屋(6人以内/男女別)になりますのでご了承ください。親子でご参加の方の部屋割りは相談に応じます。
・ キャンプ場には、お風呂(入浴時間20:00〜22:00)があります。(利用者は参加費のほか、別途300円が必要)
・ 寝袋のある方はご持参ください。テント内の寝具が必要な方は、参加費のほか、別途315円にて寝具セット(毛布2、敷布1、枕1、枕カバー1)をご利用いただけます。

注意事項
・ 集合場所/解散場所までの移動は各自にてお願いいたします。
・ キャンプツアー中は、主催者にて手配するマイクロバス、および、JR線(日本へそ公園駅〜加古川駅間のみ)にて移動いたします。
・ 集合場所/解散場所をお選びいただけます。(チラシには、KTR丹後神崎駅のみを集合場所に記載しておりますが、JR西舞鶴駅またはKTR丹後神崎駅をお選びいただけます。)
・ キャンプ期間中(一泊二日)は、参加者に対するイベント保険に加入いたします。
・ 雨天決行、警報の荒天時は中止。
・ 中止の場合、7月17日(土)の午前8時頃に参加者へご連絡いたします。
・ キャンセルされる場合は、必ず事前に主催者までご連絡ください。
・ 当日の天候や講師等の都合により、事業内容が変更となる場合がありますので、ご了承ください。



参加アーティスト・プロフィール
小山田 徹(こやまだ・とおる)
美術家。風景収集狂者/Land Scape Maniacs を活動名とする。
1961年鹿児島に生まれる。京都市立芸術大学日本画科卒業。84年、大学在学中に友人たちとパフォーマンスグループ「ダムタイプ」を結成。おもに企画構成、舞台美術を担当し、国内外の数多くの公演に参加する。
現在は個人的に休業中。ダムタイプの活動と平行して90年から、さまざまな共有空間の開発を始め、コミュニティセンター「アートスケープ」「ウィークエンドカフェ」「コモンカフェ」「祈る人屋台」「カラス板屋」などの企画をおこなうほか、コミュニティカフェである「Bazaar Cafe」の立ち上げに参加。
現在は、それらの活動を通じて集まったさまざまな分野の友人たちと造作施工集団を作り、共有空間の開発をおこなっている。
最近、急速に洞窟の魅力にはまり、「Com-pass Caving Unit」メンバーとして洞窟探検と測量、作図にいそしんでいる。
京都市立芸術大学美術科准教授。
小山田徹

山田創平(やまだ・そうへい)
都市社会学者。京都精華大学人文学部専任講師。
1974年群馬県生まれ。名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士課程を修了後、厚生労働省所管の研究機関や民間のシンクタンクで研究員・リサーチフェローをつとめ、2009 年より現職。専門は都市社会学、都市における感染症対策。現在、関西広域機構文化振興専門委員、特定非営利活動法人アートNPOリンク理事、特定非営利活動法人関西エイズ対策協議会理事などを兼任。2008年に名古屋大学名誉修了者に選ばれている。

主催:まいづるRB
後援:舞鶴市教育委員会