プログラム

美術プログラム


浮遊博物館 〜海へつながる物たちへ〜《展覧会》
監修 小山田 徹
まいづるRBでは、赤れんが倉庫を舞台に、京都市在住の美術家・小山田徹 監修による展覧会「浮遊博物館〜海へつながる物たちへ〜」を開催いたします。

京都府北部の日本海に面した舞鶴市には、「海」や「海事」にまつわる地域資源が溢れています。国の重要文化財にも指定されている赤れんが倉庫群をはじめ、建築資材である煉瓦を焼いたホフマン窯跡や貯水池、世界有数の魚類標本を所有する京都大学水産研究所、漁師たちの船屋や豊かな食材、貝殻をつかって艶やかな糸を作る職人技術、かつて海に木材を係留していた杭跡など。そして、歴史を紐解けば、縄文丸木舟の発見にもみられるように、舞鶴はリアス式海岸の美しい若狭湾に位置する天然の良港として、縄文時代から栄えてきました。明治期には、海軍の鎮守府が置かれ、戦後には大陸からの引揚の港としての役割を果たしました。そして現在は、日本海唯一の海上自衛隊の基地があります。

「海」とともに生きてきた舞鶴の物語や人々の記憶、土地に眠っている「海の出来事」や「海に関するコトやモノ」。

2009年より新たに始動したアート・プロジェクト「まいづるRB」では、「海」をテーマに、現代美術家・小山田徹と地域の人々が協働しながら、舞鶴でのフィールドワークやワークショップを通じて制作する展覧会『浮遊博物館 ー海へつながる物たちへー』を開催します。これまでその内部を一般開放する機会がほとんどなかった赤れんが倉庫(7号倉庫)を舞台に、身近にあふれる「海」に関するものを採集し、それらを展示することで新しいモノの見方を発見していきます。

小山田徹ならではの発想で、赤れんが倉庫群に舞鶴の海の博物館が誕生します。


小山田 徹 特別インタビュー  *アーティスト・小山田徹さんへのインタビュー!

展示会期 2009年10月17日(土)〜12月20日(日)
開館時間 午前10時から午後5時(入館は閉館の30分前まで)
休館日 毎週月曜日(ただし、11月23日(月祝)は開館、翌24日(火)は閉館)
※11月5日(木)ー7日(土)は、他の催しが同時開催されるため、開館時間に制限がございます。あらかじめご了承ください。
※11月5日(木)休館、6日(金) 15:00ー17:00、7日(土) 10:00ー12:00

観覧料 無料
会場 舞鶴赤れんが倉庫 [7号倉庫内]
アーティスト 小山田 徹
チラシ こちらからダウンロードできます。
(PDFデータ 1.5MB|左記画像をクリック)

お問合せ
 まいづるRB事務局(舞鶴市政記念館内)
 TEL 0773-66-1096 FAX 0773-64-6364
 MAIL office@maizuru-rb.jp

◇「浮遊博物館」の展示をお手伝いいただけるボランティアの方を募集しています。
  詳細は、ボランティア募集ページをご確認ください。


《関連企画》
展覧会「浮遊博物館〜海へつながる物たちへ〜」展にあわせ、2つの関連プログラムを開催します。

■アーティストトーク+対談
小山田徹による作品解説の後、ゲストを招いての対談を行います。
□10月17日(土) 午後1時より
 [対談] 小山田徹×山田創平(京都精華大学専任講師/文学博士・都市社会学)
    ※山田氏による舞鶴の歴史・地誌のレクチャーもあります。

□11月1日(日)午後1時より
 [対談] 小山田徹×松田正隆(劇作家・演出家/マレビトの会代表)×砂連尾理(振付家・ダンサー)
□12月6日(日)午後1時より
 [対談] 小山田徹×伊達伸明(美術家/『建造物ウクレレ化保存計画』主宰)
会場 舞鶴赤れんが倉庫 [7号倉庫内]
入場 無料(先着30名)


■特別展示「海図を愛でる」
舞鶴市内にある第八管区海上保安本部が保有する貴重なこの地域の海図(海の地図)を「浮遊博物館」の会期にあわせて、展示いたします。
会期 2009年12月2日(水)ー12月13日(日)
会場 まいづる智恵蔵
観覧料 無料


《ワークショップ》(終了)
展覧会「浮遊博物館〜海へつながる物たちへ〜」展にあわせ、2つの関連ワークショップを開催します。
みなさまのご参加をお待ちしております。
関連ワークショップ1:海辺をめぐる採集ワークショップ(終了)
歴史と地理の専門家、山田創平さんの舞鶴にまつわるお話しをお聞きし、みんなで一緒に、舞鶴の海辺へ展示物を探しに出かけます!舞鶴市内にある神崎の海岸と大浦半島、いろんな海辺を歩いてみよう!二日間連続でご参加ください。
日時 2009年9月12日(土)、13日(日)
内容 ■初日:9月12日(土)
     [1] 「舞鶴(神崎方面)の歴史と地誌に関するお話し」13:00〜13:30
       会場:市政記念館1F
       講師:山田創平(京都精華大学専任講師/文学博士)
     [2] 「海辺のモノ採集1」13:30〜17:30
       神崎海水浴場方面にバスで出かけます
       ナビゲーター:小山田徹(美術家)
   ■二日目:9月13日(日)
     [1] 「舞鶴(大浦半島)の歴史と地誌に関するお話し」13:00〜13:30
       会場:市政記念館1F
       講師:山田創平
     [2]「海辺のモノ採集2」13:30〜17:30
       大浦半島をバスでめぐります
       ナビゲーター:小山田徹
※両日とも13時までに市政記念館1階にお集まりください。各地へは、マイクロバスで移動します。
※天候不良の場合は、9/19-20に順延。当日の朝10時までに決定してご連絡します。


関連ワークショップ2:魚の標本をつくるワークショップ(終了)
中舞鶴にある京都大学水産実験所で、理科室にあるような魚類標本でおなじみのホルマリン漬けの魚を制作します。標本制作は、魚を釣るところからスタート! できあがった標本は、「浮遊博物館」に展示します。展示終了後は、記念に参加者の皆さんにお渡しします。
日時 2009年9月26日(土)、27日(日)
内容 ■釣り:9月26日(土) 9:30〜12:00
      魚類標本にする魚を釣ります。
   ■魚類標本づくり:9月27日(日) 13:00〜16:30
      京都大学舞鶴水産実験所で、海洋研究のお話を聞きます。
      前日に釣った魚で標本をつくります。
      講師:甲斐嘉晃(京都大学助教/農学博士)
※26日:釣り具をお持ちの方はご持参ください。お持ちでない方には、お貸しいたします。
荒天中止。当日の朝9時までに決定してご連絡します。
※26日は9:30までに市政記念館正面入口に、27日は13:00までに、市政記念館1階にお集まりください。
各地へは、車乗り合いにて移動します。
※標本のホルマリン定着後は、エタノール液に入替をして展示し、展示終了後お持ち帰りいただきます。



ワークショップ対象者  小学校4年生以上〜大人 (定員:各日10名)
 小学生の方は、保護者の同伴をお願いします。
申し込み・お問合せ
 まいづるRB事務局(舞鶴市政記念館内)
 TEL 0773-66-1096 FAX 0773-64-6364
 MAIL office@maizuru-rb.jp
申し込み方法
 電話かFAX、e-mailにてお申し込みください。
 住所・氏名・電話番号・参加人数と氏名・参加希望ワークショップをお伝えください。
 キャンセルされる場合はご連絡ください。
 定員になり次第締め切らせていただきます。
 <参加申込FAX用紙>はこちらからダウンロードできます。(PDFデータ|下記画像をクリック)
 
アーティスト・プロフィール
小山田 徹(こやまだ・とおる)
美術家。風景収集狂者/Land Scape Maniacs を活動名とする。
1961年鹿児島に生まれる。京都市立芸術大学日本画科卒業。84年、大学在学中に友人たちとパフォーマンスグループ「ダムタイプ」を結成。おもに企画構成、舞台美術を担当し、国内外の数多くの公演に参加する。
現在は個人的に休業中。ダムタイプの活動と平行して90年から、さまざまな共有空間の開発を始め、コミュニティセンター「アートスケープ」「ウィークエンドカフェ」「コモンカフェ」「祈る人屋台」「カラス板屋」などの企画をおこなうほか、コミュニティカフェである「Bazaar Cafe」の立ち上げに参加。
現在は、それらの活動を通じて集まったさまざまな分野の友人たちと造作施工集団を作り、共有空間の開発をおこなっている。
最近、急速に洞窟の魅力にはまり、「Com-pass Caving Unit」メンバーとして洞窟探検と測量、作図にいそしんでいる。

小山田さんからのコメント
「風景の表層だけでその土地を味わうのはもったいない。太古からの地誌や歴史、植生や生物、文物などさまざまな視線を織り交ぜて、タテとヨコの視線で風景を眺めると、未来につづく新しい物語が見えてきます。舞鶴、奥深いですよ!」(監修/小山田徹)

小山田徹

主催:舞鶴市、NPO法人赤煉瓦倶楽部舞鶴
協力:第八管区海上保安本部、京都大学フィールド科学教育研究センター(舞鶴水産実験所)
助成:財団法人文化・芸術による福武地域振興財団、財団法人アサヒビール芸術文化財団